がんになった親と子どものために

末期から死別後

Hope Treeのメンバーで厳選した本を紹介しています。がんになった親を持つ子どもが自分で読める絵本(より参考になるように対象年齢も書いてあります)、親が子どもに読んで聞かせるための絵本、親や周りの大人が子どもを理解するために読む本、などがあります。

あさになったのでまどをあけますよ

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〈作者・訳者〉 荒井良二/著 〈出版社・値段〉 偕成社 1,404円 2011年 大きさ:30cm ページ数:32P ISBN:9784032323801 〈対象年齢〉 幼児~

誰にでも立ち止まりたい時があります。 受け止めきれない現実、悲しみや不安・・・そんな時にこの絵本を開いてみませんか? 小さな一歩、踏み出せるかもしれません。

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大切な人を亡くした子どもたちを支える35の方法

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〈作者・訳者〉 ダギーセンター(アメリカ) 作 栄田 千春、岩本 喜久子、中島 幸子 訳 〈出版社・値段〉 梨の木舎 1,575円 〈対象年齢〉 子どもを支える大人

アメリカのダギーセンター(大切な人を亡くした子どもと家族を支援するセンター)作成のガイドブック。ダギーセンターに来た子どもたちやその家族から学んだ話、提案にもとづいたもの。例えば、年齢や発育レベルのちがう子どもたちの行動や表現、子どもたちが安全に自分の考えや感情を表現する方法、お葬式や命日、祝日など、深い悲しみを感じる時にどのようなサポートができるかといったことについて説明しています。

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アニーとおばあちゃん

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〈作者・訳者〉 ミスカ・マイルズ 作                             ピーター・パーノール 絵               北面ジィーンズ和子 訳 〈出版社・値段〉 あすなろ書房 1993年 絶版ですが、図書館で借りたり、アマゾンで購入可能です。 ISBN:9784751514412 〈対象年齢〉 小学生~

インディアンであるアニーは、お母さん、お父さん、そしておばあちゃんと暮らしていました。 ある日、おばあちゃんは言いました「今織っているじゅうたんができあがったころには、わたしは、母なる大地に帰っていく。」と。 これがどういったことなのか、小さなアニーにもわかりました。 誰にでも“死”が訪れるということを。 <絶版>

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くまとやまねこ

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〈作者・訳者〉 湯本香樹実 ぶん 酒井駒子 え 〈出版社・値段〉 河出書房新社 1,300円(税別) 〈対象年齢〉 おとな

突然、最愛の友だちのことりを亡くしてしまった、くま。 ずっとずっといっしょだと思っていたのに・・・。 森の動物たちは決まってこう言うのです。 「ことりはもうかえってこないんだ。わすれなくちゃ。」 くまは、じぶんの家の中に閉じこもってしまいました。 ある日、ひさしぶりに窓をあけると、外の空気の心地よさ。 誘われたように外に出てみました。 そして、やまねこと出会います。やまねこはくまとことりのために バイオリンを弾いてくれて・・・。

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岸辺のふたり

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〈作者・訳者〉 マイケル・ヂュドク・ドゥ・ヴィット 作  うちだ ややこ 訳 〈出版社・値段〉 くもん出版 1,365円 2004年 大きさ:20.2cm ページ数:32p ISBN:9784774306537 〈対象年齢〉 小学生~

幼い娘に別れを告げて、岸辺からボートに乗って行ってしまったまま戻ってこなかった父。 父の面影を求めて、娘は別れた岸辺を季節が移り変わっても訪れ続ける・・・。 お父さん、いつ帰って来るの?もう会えないの?

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つみきのいえ

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〈作者・訳者〉 加藤 久仁生 絵 平田 研也 文 〈出版社・値段〉 白泉社 1,470円 大きさ:26cm ページ数:1冊(ページ付きなし) ISBN:9784592761310 〈対象年齢〉 小学生~

海の上のつみきのような家に住む、おじいさんの物語。色褪せない、そして、もう戻ることはない思い出を懐古するシーンには胸が詰まります。

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ポケットのなかのプレゼント

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〈作者・訳者〉 柳澤 恵美 著  久保田 明子 絵 〈出版社・値段〉 ラ・テール出版局 1,575円 絶版ですが、図書館で借りたり、アマゾンで購入可能です。 〈対象年齢〉 幼児~

森の奥には、うさぎたちが暮らしていました。 うさぎたちはみな、たくさんのポケットがついたステキなジャケットを着ています。 森では、子どものお誕生日がくると大切なプレゼントを入れるために、お母さんが新しいポケットをジャケットに縫い付けてくれるのです。 このお母さんの思いがたくさん詰まった絵本は、がんで亡くなった作者が、残された子供たちへの願いを込めて書きました。 <絶版>

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大切な人が死んじゃった トレボー・ロメイン こころの救急箱

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〈作者・訳者〉 トレボー・ロメイン 著 上田 勢子、藤本 惣平 訳 〈出版社・値段〉 大月書店 1,260円 〈対象年齢〉 小学校高学年以上(特に子どもを見守る大人の参考になります)

「どうして?」「なんで?」 子どもが大切な人の死を経験したときに抱く様々な気持ちや疑問や不安に答えてくれる本です。著者が子どもの疑問に答えていく形式で、子どもに語りかけるような文章で書かれています。 子どもと向き合う大人の心の準備のためにもお薦めの一冊です。

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水平線の向こうから

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〈作者・訳者〉 堂園 晴彦 文 葉 祥明 絵 〈出版社・値段〉 明月堂書店 1,680円 〈対象年齢〉 小学生から

小学校2年生の藍ちゃんは夏休みにお母さんとお父さんと一緒に島に海水浴に行くのが楽しみ。 だけど今年はおあずけ。お母さんががんという病気になってしまったから・・・お母さんが、藍ちゃんにお話しをしました。 「お母さんね、そろそろ船に乗る時が来たのよ。藍ちゃんとお別れをする時がきたの。でもね、いなくなるのではなくて、見えなくなるだけなの。」 暖かく、やさしい絵と一緒に、旅立ったお母さんや藍ちゃんからのメッセージが聞こえてきそうです。

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ぶたばあちゃん

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〈作者・訳者〉 マーガレット・ワイルド 文 ロン・ブルックス 絵 今村 葦子 訳 〈出版社・値段〉 あすなろ書房 1,575円 〈対象年齢〉 小学生から

ぶたばあちゃんと孫むすめは、ふたりが知っている、いちばんいいやり方で「さよなら」を言いました。“死”は誰にでも訪れるということや、生きること、愛すること・・・当たり前の大切なことをぶたばあちゃんの死を通して教えてくれる絵本です。

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あの夏

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〈作者・訳者〉 ガブリエル・バンサン 作 もり ひさし 訳 〈出版社・値段〉 BL出版 2,520円 〈対象年齢〉 小学生~

大切な友人が旅立つことになった。帰ってくることがない長い旅だ。 小さなセレスティーヌは気が付いているかもしれない。 もう二度と大切な友人に会えなくなってしまうことを・・・ 「死」をどう伝えていいのかわからない、くまのアーネストと様子がおかしいと感じている、ネズミのセレスティーヌの心の葛藤がせつなく描かれています。

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[新装版]絵本版 象の背中 -旅立つ日- [単行本]

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〈作者・訳者〉 秋元 康 原作 城井 文 原画 〈出版社・値段〉 光文社 1,296円 〈対象年齢〉 小学生から

ある朝、余命わずかであることを神より告げられた象のお父さん。残された時間を家族とともに過ごし、天に召され旅立ちます。家族を残し旅立たなければならないさみしさが淡々と描かれています。

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