がんになった親と子どものために
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お父さん・お母さんががんになってしまったら

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〈作者・訳者〉
Ann Couldrick 作
阿部 まゆみ、田中 しほ 訳
〈出版社・値段〉
ピラールプレス 2,625円
〈対象年齢〉
小学校高学年以上
(特に子どもにどう伝えるかについて、大人の参考になります)

がんであると分かったとき、人生の重大事にショックを受け、自分は(夫/妻は)どうなってしまうのかと不安に陥ります。ましてや、まだまだ手のかかる子どもを子育て中だったら...。
がんのこと、治療のこと、これからどうなるか、子どもにはどう伝えたら、どう対応したらいいのでしょうか?

子どもは家族が危機に直面しているとき、その変化を敏感に感じとっています。何が起きているかが分からないとなおさら不安を募らせてしまいます。
この本は、お父さん・お母さんのがんについて、子どもが抱く疑問に一つ一つ丁寧に応えていくという構成になっており、「お父さん・お母さんが がん になったってどういうこと?」「話すことって役に立つの?」「お父さん・お母さんが治療に行くって、どういうことなの?」「お父さん・お母さんは死んじゃうの?」「だから、よく覚えておいてください」という章立てで書かれています。

すべての漢字にルビが振ってありますので、子どもが自分で読むことができます。小学生以下の子どもの場合は一人で読むよりは、お父さん・お母さんと一緒に、あるいは本書の内容を参考にして、お父さん・お母さんがご自身の言葉でお子さんとお話しすることをお勧めします。

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