がんになった親と子どものために

水平線の向こうから

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〈作者・訳者〉
堂園 晴彦 文
葉 祥明 絵
〈出版社・値段〉
明月堂書店 1,680円
〈対象年齢〉
小学生から

藍ちゃんのお母さんは、がんという病気で長い間入院していましたが、やっと家に帰ってきました。
ある日、お母さんは藍ちゃんにこう言いました。
「お母さんはそろそろ船に乗って海の向こうに行くのよ。その船にお母さんはちゃんと乗っているわ。見えないけれどいなっくなってしまうわけではないの。死んでいくのは、いなくなるのではなく、見えなくなるだけなのよ。」
そして、お母さんは死んでからもお話ができる《心の電話》という方法を教えてくれました。
お母さんは藍ちゃんの心の中にいつもいてくれるのです。

大好きなお父さんやお母さん、そして家族と永遠のさようならをしなければいけない子どもたちのために「さようなら」がどういうことなのかを説明する方法の一つとしても読んでいただける絵本です。

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