月のかがやく夜に-がんと向き合うあなたのために-
〈作者・訳者〉
リサ サックス ヤッファ 作
遠藤 惠美子 訳
向山 雄人 監修
〈出版社・値段〉
先端医学社、2,500円+税 2001年
ISBN:9784884070533
絶版ですが、図書館で借りたり、アマゾン等で購入可能です。
〈対象年齢〉
3歳のお子さんから大人まで
あるおかあさんが病気になります。その病気は「がん」でした。おかあさんは、子どもたちに、自分が「がん」であることを話していきます。「がん」が見つかったときの状況、その時の自分の気持ち、これからどのような治療をしていくのか、どのような状況になるのか、子どもたちにどのように過ごしてほしいのか、そして今自分がどう思っているのか…一つ一つ段階を追って、伝えていきます。
「がん」になったこと、治療をうけることはなかなか周りの人に言いにくいと思われる方も多いと思います。お子さんにも、周りの人にも。
周りの人に手当たり次第に伝えましょう、とはいいません。ただ、お子さんや、ご家族、恋人、ご両親やお友だちといった「大切な人」に伝えて理解を得ることで、日常生活で思わぬ助けを得られて治療を受けやすくなったり、気分が楽になって暮らしやすくなることもあります。大切な人たちに支えられ、大切な人たちを支えながら、医療者と話し合って治療をすすめていくことが、より気持ちよく暮らしていくための鍵になるのではないでしょうか。
この絵本は、お子さんに限らず、ご自分の周りの「大切な人」に病気のことを伝えていくときに大きなヒントをくれるでしょう。そのまま使っても使わなくても、「がん」であることはきちんと伝えていいということと、どういうことを伝えたらよいのか、その方法や流れを教えてくれる本だと思います。
- 子どもに伝えるときは3つの“C”を念頭に
- がんについて子どもと話をするときのヒント
- 思春期の子どもを支援するための助言
- 子どもの発達段階と悲嘆の表現
- 家族ががんになった子どもを支える:診断について
- 家族ががんになった子どもを支える:治療について
- 家族ががんになった子どもを支える:予後について
- 家族ががんになった子どもを支える:10代への配慮
- 家族ががんになった子どもを支える:いつでも話ができるように
- 配偶者の死後、子どもに新しいパートナーについて話すことについて
- 子どもだって知りたい
- Hope Treeよりお送りしている小冊子
- オリジナル資料
- オリジナル資料2
- オリジナルメッセージ
- 迷ったときに手にする本
- おかあさんが乳がんになったの
- 発病から治療中
- またね
- いつだってスタートライン(詩)
- 3つのなぞ
- たいせつなこと
- きずついたつばさをなおすには
- 恵みのとき 病気になったら(詩)
- だんろのまえで
- 月のかがやく夜に-がんと向き合うあなたのために-
- お父さん・お母さんががんになってしまったら
- おかあさんだいじょうぶ?
- あさになったのでまどをあけますよ
- ママ、なんで?びょうきのママにききたいの
- 末期から死別後
- 絵本版 象の背中 -旅立つ日-
- あの夏
- ぶたばあちゃん
- 水平線の向こうから
- 大切な人が死んじゃった トレボー・ロメイン こころの救急箱
- ポケットのなかのプレゼント
- つみきのいえ
- 岸辺のふたり
- くまとやまねこ
- アニーとおばあちゃん
- 大切な人を亡くした子どもたちを支える35の方法
- あさになったのでまどをあけますよ
- いのち全般
- あの犬が好き
- がんになった親が子どもにしてあげられること
- 葉っぱのフレディ-いのちの旅-
- いのちの時間
- ナヌークの贈り物
- ずーっとずっとだいすきだよ
- はるにれ
- よあけ
- かぜはどこへいくの
- よくある質問
- 参考サイト・資料
- 研究成果(論文・学会発表)
- 患者と家族の方へ
- 医療従事者へ