がんになった親と子どものために

つみきのいえ

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〈作者・訳者〉
平田 研也 文
加藤 久仁生 絵
〈出版社・値段〉
白泉社 1,400円+税 2008年
大きさ:26cm ページ数:1冊(ページ付きなし)
ISBN:9784592761310
〈対象年齢〉
小学生~

海の上の変わった家に、おばあさんを亡くしたおじいさんが一人住んでいました。この街は海の水がだんだん上にあがってきてしまい、その度に街の人は新しい家を積み上げてつくり、つみきのような家になりました。

ある年の冬のこと。また海の水が上がってきてしまったので、おじいさんが新しい家をつくっていたところ、大工道具を3つ下の家に落としてしまいました。潜水服を着て水の中を潜っていくと、かつておばあさんと住んでいた、思い出がたくさん詰まった家があったのです。

飼っていた子猫がいなくなってしまい、家族みんなで必死に探した時の家、おじいさんとおばあさんに最初の赤ちゃんが生まれた時の家、そして一番下の家は、おばあさんと結婚した時に建てた小さな家でした。一つ一つの家にちゃんとその時のことが残っていたのでした。勿論おじいさんの心の中にも・・・

忘れていたことを自然に思い出すという営みは、その人の心を、じんわり温かく包み込んでくれるのです。

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