
ぶたばあちゃん

〈作者・訳者〉
マーガレット・ワイルド 文
ロン・ブルックス 絵
今村 葦子 訳
〈出版社・値段〉
あすなろ書房 1,575円
〈対象年齢〉
小学生から
ぶたばあちゃんと孫むすめは、ずっと一緒でした。
おそうじも、洗濯も、ごはんの支度も、仕事を分け合い仲良く暮らしていました。
それがずっと続くと思っていました。
ある朝、ぶたばあちゃんは普段通りに起きてこないので、心配した孫むすめは様子を見に行くと、ベッドに横たわったままのぶたばあちゃんは、こう言ったのです。
「わたしは、くたびれたのさ。」
それから、ぶたばあちゃんは、いろいろな“支度”を始めました。
借りていた本を図書館に返し、電気代などの支払いを済ませ、そして町をゆっくり散歩しました・・・
ここには「死」という言葉は一言も書かれていません。
ぶたばあちゃんも孫むすめも、やがて訪れる「死」を静かに迎えているのです。
切ないながらも、ぶたばあちゃんと孫むすめのしっかりとした絆を感じる絵本です。
- 子どもに伝えるときは3つの“C”を念頭に
- がんについて子どもと話をするときの10の秘訣
- 思春期の子どもを支援するための10の助言
- 子どもの発達段階と悲嘆の表現
- 家族ががんになった子どもを支える:診断について
- 家族ががんになった子どもを支える:治療について
- 家族ががんになった子どもを支える:予後について
- 子どもだって知りたい
- オリジナル資料
- 迷ったときに手にする本
- おかあさんが乳がんになったの
- 発病から治療中
- またね
- いつだってスタートライン(詩)
- 3つのなぞ
- たいせつなこと
- きずついたつばさをなおすには
- 恵みのとき 病気になったら(詩)
- だんろのまえで
- 月のかがやく夜に-がんと向き合うあなたのために-
- お父さん・お母さんががんになってしまったら
- おかあさんだいじょうぶ?
- あさになったのでまどをあけますよ
- ママ、なんで?びょうきのママにききたいの
- 末期から死別後
- [新装版]絵本版 象の背中 -旅立つ日- [単行本]
- あの夏
- ぶたばあちゃん
- 水平線の向こうから
- 大切な人が死んじゃった トレボー・ロメイン こころの救急箱
- ポケットのなかのプレゼント
- つみきのいえ
- 岸辺のふたり
- くまとやまねこ
- アニーとおばあちゃん
- 大切な人を亡くした子どもたちを支える35の方法
- あさになったのでまどをあけますよ
- いのち全般
- あの犬が好き
- 葉っぱのフレディ-命の旅-
- いのちの時間
- ずーっとずっとだいすきだよ
- ナヌークの贈り物
- はるにれ
- よあけ
- かぜはどこへいくの
- よくある質問
- 参考サイト・資料
- 研究成果
- 患者と家族の方へ
- 医療従事者へ
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