がんになった親と子どものために
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大切な人が死んじゃった トレボー・ロメイン こころの救急箱

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〈作者・訳者〉
トレボー・ロメイン 著
上田 勢子、藤本 惣平 訳
〈出版社・値段〉
大月書店 1,260円
〈対象年齢〉
小学校高学年以上(特に子どもを見守る大人の参考になります)

もしも、子どもが大切な人を亡くしたら・・・。
大切な人を亡くした子どもたちの頭と心には、たくさんの疑問や不安が湧いてきます。
子どもを見守る大人として、子どもたちの疑問や不安に答える準備ができていますか?

子どもが亡くした大切な人。それが、あなたにとっても大切な人である場合。
あなた自身も、自分の中に湧き起こる疑問に対処しきれないこともあるでしょう。
グリーフには正解や間違いはありません。この本に載っている答えが全てでもありません。答えに困る質問でも、大人が誠実に子どもと向き合って一緒に答えを探していくことができれば、それでいいのです。

この本を読むことで、語りかけるような文章にあなたの気持ちが少しずつほぐれていき、子どもの疑問に誠実に向き合っていく道しるべになるかもしれません。子どもと向き合う大人の心の準備のためにもお薦めできる本です。

そのものズバリのタイトルに抵抗を感じたり、怖いと感じるお子さんや、大人もいるでしょう。しかし、10代のこどもたちの中には、タイトルに自分の状況を重ねて積極的にこの本に手を伸ばすかもしれません。大切なことは、あなたもお子さんも決して無理をしないこと。
この本を読むことが大切な人を亡くした大人と子どものグリーフの支えになればいいなと思います。

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