がんになった親が子どもにしてあげられること
〈著者〉
大沢 かおり(Hope Tree代表理事)
〈出版社・値段〉
ポプラ社 1,300円+税 2018年
ISBN:9784591157985
〈対象年齢〉
子どもを支える大人
◆年間5万6143人、子を持つすべてのがん患者と関係者に捧げる希望の書
2015年、日本国内の子どもを持つがん患者の推計が初めて公開された。
国立がん研究センター中央病院のデータだけを見ても、がん患者の内およそ4人に1人が当てはまる計算だ。
子どもに自分の「がん」のことを伝えるのか、伝えないのか。
伝えるとしたら、どう伝えればいいのか。
親が「がん」になった子どもを、周囲はどのようにサポートしていけばいいのか。
これがいま、大きな課題となっている。
本書では、「がんになった親」が「子ども」にできることは何かという観点から、専門家がアドバイスする。
2人に1人が「がん」に罹患する時代、必携の1冊。
◆本書の目次
Introduction どの選択も、間違いではありません
Chapter1 子どもに伝えたほうがいいの?
できるだけ早く伝えることのメリット 等
Chapter2 子どもへの伝え方 ――基本編
はじめに伝えたい3つのポイント 等
Chapter3 子どもへの伝え方 ――発達に応じて
赤ちゃんから3歳くらいまでのお子さん(0〜3歳)/小学校入学前の幼いお子さん(4〜5歳)/小学生くらいのお子さん(6〜11歳)/思春期のお子さん(12〜18歳) 等
Chapter4 周りにサポートを求める
子どものためになる相談先は? 等
Chapter5に進む前に
Chapter5 あなたが遺してあげられるもの
レガシーワーク(思い出づくり)等
Conclusion 「がん」になったからこそ
Information 「がん」と向き合うために必要な情報
出版社サイトより
- 子どもに伝えるときは3つの“C”を念頭に
- がんについて子どもと話をするときのヒント
- 思春期の子どもを支援するための助言
- 子どもの発達段階と悲嘆の表現
- 家族ががんになった子どもを支える:診断について
- 家族ががんになった子どもを支える:治療について
- 家族ががんになった子どもを支える:予後について
- 家族ががんになった子どもを支える:10代への配慮
- 家族ががんになった子どもを支える:いつでも話ができるように
- 配偶者の死後、子どもに新しいパートナーについて話すことについて
- 子どもだって知りたい
- Hope Treeよりお送りしている小冊子
- オリジナル資料
- オリジナル資料2
- オリジナルメッセージ
- 迷ったときに手にする本
- おかあさんが乳がんになったの
- 発病から治療中
- またね
- いつだってスタートライン(詩)
- 3つのなぞ
- たいせつなこと
- きずついたつばさをなおすには
- 恵みのとき 病気になったら(詩)
- だんろのまえで
- 月のかがやく夜に-がんと向き合うあなたのために-
- お父さん・お母さんががんになってしまったら
- おかあさんだいじょうぶ?
- あさになったのでまどをあけますよ
- ママ、なんで?びょうきのママにききたいの
- 末期から死別後
- 絵本版 象の背中 -旅立つ日-
- あの夏
- ぶたばあちゃん
- 水平線の向こうから
- 大切な人が死んじゃった トレボー・ロメイン こころの救急箱
- ポケットのなかのプレゼント
- つみきのいえ
- 岸辺のふたり
- くまとやまねこ
- アニーとおばあちゃん
- 大切な人を亡くした子どもたちを支える35の方法
- あさになったのでまどをあけますよ
- いのち全般
- あの犬が好き
- がんになった親が子どもにしてあげられること
- 葉っぱのフレディ-いのちの旅-
- いのちの時間
- ナヌークの贈り物
- ずーっとずっとだいすきだよ
- はるにれ
- よあけ
- かぜはどこへいくの
- よくある質問
- 参考サイト・資料
- 研究成果(論文・学会発表)
- 患者と家族の方へ
- 医療従事者へ