いのちの時間
〈作者・訳者〉
ブライアン・メロニー 作
藤井 あけみ 訳
〈出版社・値段〉
新教出版社 1,500円+税 1998年
ISBN:9784400420361
〈対象年齢〉
赤ちゃんから大人まで
「いのちには、はじまりとおわりがあって、その間を“生きている”という」と始まる本書は、いのちについて、生きること、死ぬことについて、優しくわかりやすい言葉と繊細なタッチの美しい絵で語りかける、「死」と正面から向き合った優れた絵本です。
「死」は生き物にとって避けられない現実ですが、通常大人は、子どもと「死」についてめったに語りません。しかし「死」は、突然やってくる時もあります。飼っていた金魚が死んでしまったり、大好きなおばあさんが亡くなってしまったり。そんな時、子どもにはどう話したらよいか、私たちは戸惑います。そんな時、本書は、不安で混乱する心に落ち着きと安らぎを与えてくれるでしょう。
またもっと日常的に、本書は大人と子どもが「死」について語るきっかけを与えてくれます。「死」を考えることは、とりもなおさず、かけがえのない「いのち」を考えることになるのです。
幼いお子さんには、物事の本質を感じる力が生まれつき備わっています。赤ちゃんから大人の方まで、広い年代の方に味わっていただきたい一冊です。
- 子どもに伝えるときは3つの“C”を念頭に
- がんについて子どもと話をするときのヒント
- 思春期の子どもを支援するための助言
- 子どもの発達段階と悲嘆の表現
- 家族ががんになった子どもを支える:診断について
- 家族ががんになった子どもを支える:治療について
- 家族ががんになった子どもを支える:予後について
- 家族ががんになった子どもを支える:10代への配慮
- 家族ががんになった子どもを支える:いつでも話ができるように
- 配偶者の死後、子どもに新しいパートナーについて話すことについて
- 子どもだって知りたい
- Hope Treeよりお送りしている小冊子
- オリジナル資料
- オリジナル資料2
- オリジナルメッセージ
- 迷ったときに手にする本
- おかあさんが乳がんになったの
- 発病から治療中
- またね
- いつだってスタートライン(詩)
- 3つのなぞ
- たいせつなこと
- きずついたつばさをなおすには
- 恵みのとき 病気になったら(詩)
- だんろのまえで
- 月のかがやく夜に-がんと向き合うあなたのために-
- お父さん・お母さんががんになってしまったら
- おかあさんだいじょうぶ?
- あさになったのでまどをあけますよ
- ママ、なんで?びょうきのママにききたいの
- 末期から死別後
- 絵本版 象の背中 -旅立つ日-
- あの夏
- ぶたばあちゃん
- 水平線の向こうから
- 大切な人が死んじゃった トレボー・ロメイン こころの救急箱
- ポケットのなかのプレゼント
- つみきのいえ
- 岸辺のふたり
- くまとやまねこ
- アニーとおばあちゃん
- 大切な人を亡くした子どもたちを支える35の方法
- あさになったのでまどをあけますよ
- いのち全般
- あの犬が好き
- がんになった親が子どもにしてあげられること
- 葉っぱのフレディ-いのちの旅-
- いのちの時間
- ナヌークの贈り物
- ずーっとずっとだいすきだよ
- はるにれ
- よあけ
- かぜはどこへいくの
- よくある質問
- 参考サイト・資料
- 研究成果(論文・学会発表)
- 患者と家族の方へ
- 医療従事者へ