大切な人が死んじゃった トレボー・ロメイン こころの救急箱
〈作者・訳者〉
トレボー・ロメイン 著
上田 勢子、藤本 惣平 訳
〈出版社・値段〉
大月書店 1,200円+税 2002年
ISBN:9784272404643
〈対象年齢〉
小学校高学年以上(特に子どもを見守る大人の参考になります)
もしも、子どもが大切な人を亡くしたら・・・。
大切な人を亡くした子どもたちの頭と心には、たくさんの疑問や不安が湧いてきます。
子どもを見守る大人として、子どもたちの疑問や不安に答える準備ができていますか?
子どもが亡くした大切な人。それが、あなたにとっても大切な人である場合。
あなた自身も、自分の中に湧き起こる疑問に対処しきれないこともあるでしょう。
グリーフには正解や間違いはありません。この本に載っている答えが全てでもありません。答えに困る質問でも、大人が誠実に子どもと向き合って一緒に答えを探していくことができれば、それでいいのです。
この本を読むことで、語りかけるような文章にあなたの気持ちが少しずつほぐれていき、子どもの疑問に誠実に向き合っていく道しるべになるかもしれません。子どもと向き合う大人の心の準備のためにもお薦めできる本です。
そのものズバリのタイトルに抵抗を感じたり、怖いと感じるお子さんや、大人もいるでしょう。しかし、10代のこどもたちの中には、タイトルに自分の状況を重ねて積極的にこの本に手を伸ばすかもしれません。大切なことは、あなたもお子さんも決して無理をしないこと。
この本を読むことが大切な人を亡くした大人と子どものグリーフの支えになればいいなと思います。
- 子どもに伝えるときは3つの“C”を念頭に
- がんについて子どもと話をするときのヒント
- 思春期の子どもを支援するための助言
- 子どもの発達段階と悲嘆の表現
- 家族ががんになった子どもを支える:診断について
- 家族ががんになった子どもを支える:治療について
- 家族ががんになった子どもを支える:予後について
- 家族ががんになった子どもを支える:10代への配慮
- 家族ががんになった子どもを支える:いつでも話ができるように
- 配偶者の死後、子どもに新しいパートナーについて話すことについて
- 子どもだって知りたい
- Hope Treeよりお送りしている小冊子
- オリジナル資料
- オリジナル資料2
- オリジナルメッセージ
- 迷ったときに手にする本
- おかあさんが乳がんになったの
- 発病から治療中
- またね
- いつだってスタートライン(詩)
- 3つのなぞ
- たいせつなこと
- きずついたつばさをなおすには
- 恵みのとき 病気になったら(詩)
- だんろのまえで
- 月のかがやく夜に-がんと向き合うあなたのために-
- お父さん・お母さんががんになってしまったら
- おかあさんだいじょうぶ?
- あさになったのでまどをあけますよ
- ママ、なんで?びょうきのママにききたいの
- 末期から死別後
- 絵本版 象の背中 -旅立つ日-
- あの夏
- ぶたばあちゃん
- 水平線の向こうから
- 大切な人が死んじゃった トレボー・ロメイン こころの救急箱
- ポケットのなかのプレゼント
- つみきのいえ
- 岸辺のふたり
- くまとやまねこ
- アニーとおばあちゃん
- 大切な人を亡くした子どもたちを支える35の方法
- あさになったのでまどをあけますよ
- いのち全般
- あの犬が好き
- がんになった親が子どもにしてあげられること
- 葉っぱのフレディ-いのちの旅-
- いのちの時間
- ナヌークの贈り物
- ずーっとずっとだいすきだよ
- はるにれ
- よあけ
- かぜはどこへいくの
- よくある質問
- 参考サイト・資料
- 研究成果(論文・学会発表)
- 患者と家族の方へ
- 医療従事者へ
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2024.11.30