くまとやまねこ
〈作者・訳者〉
湯本香樹実 ぶん
酒井駒子 え
〈出版社・値段〉
河出書房新社 1,300円+税 2008年
ISBN:9784309270074
〈対象年齢〉
おとな
突然、最愛の友だちのことりを亡くしてしまった、くま。
ずっとずっといっしょだと思っていたのに・・・。
森の動物たちは決まってこう言うのです。
「ことりはもうかえってこないんだ。わすれなくちゃ。」。
くまは、じぶんの家の中に閉じこもってしまいました。
ある日、ひさしぶりに窓をあけると、外の空気の心地よさ。
誘われたように外に出てみました。
そして、やまねこと出会います。やまねこはくまとことりのためにバイオリンを弾いてくれて・・・。
大切なひとが亡くなってしまうという絶望感。
そんなことの後でも過ぎていく時間。
自然の中で感じる穏やかな癒し。
理解してくれる人との出会い。
大切な人とのつながりは心の中にずっとあること。
そしてやがて新しい日々に生きていくこと。
それらがモノトーンの絵でやさしく描かれています。
愛する人が亡くなって、暗闇の中で動く気力もない人。
やがて少しずつ、生きてゆくことができるようになってきたけれど、時々暗闇に戻ってしまう人。
そのような人びとに、少ない文字とやさしい絵で、「分かるよ」と語りかけているような一冊。
そしていつかまた楽しみを感じることが出来るようになることを感じさせてくれるような絵本です。
- 子どもに伝えるときは3つの“C”を念頭に
- がんについて子どもと話をするときのヒント
- 思春期の子どもを支援するための助言
- 子どもの発達段階と悲嘆の表現
- 家族ががんになった子どもを支える:診断について
- 家族ががんになった子どもを支える:治療について
- 家族ががんになった子どもを支える:予後について
- 家族ががんになった子どもを支える:10代への配慮
- 家族ががんになった子どもを支える:いつでも話ができるように
- 配偶者の死後、子どもに新しいパートナーについて話すことについて
- 子どもだって知りたい
- Hope Treeよりお送りしている小冊子
- オリジナル資料
- オリジナル資料2
- オリジナルメッセージ
- 迷ったときに手にする本
- おかあさんが乳がんになったの
- 発病から治療中
- またね
- いつだってスタートライン(詩)
- 3つのなぞ
- たいせつなこと
- きずついたつばさをなおすには
- 恵みのとき 病気になったら(詩)
- だんろのまえで
- 月のかがやく夜に-がんと向き合うあなたのために-
- お父さん・お母さんががんになってしまったら
- おかあさんだいじょうぶ?
- あさになったのでまどをあけますよ
- ママ、なんで?びょうきのママにききたいの
- 末期から死別後
- 絵本版 象の背中 -旅立つ日-
- あの夏
- ぶたばあちゃん
- 水平線の向こうから
- 大切な人が死んじゃった トレボー・ロメイン こころの救急箱
- ポケットのなかのプレゼント
- つみきのいえ
- 岸辺のふたり
- くまとやまねこ
- アニーとおばあちゃん
- 大切な人を亡くした子どもたちを支える35の方法
- あさになったのでまどをあけますよ
- いのち全般
- あの犬が好き
- がんになった親が子どもにしてあげられること
- 葉っぱのフレディ-いのちの旅-
- いのちの時間
- ナヌークの贈り物
- ずーっとずっとだいすきだよ
- はるにれ
- よあけ
- かぜはどこへいくの
- よくある質問
- 参考サイト・資料
- 研究成果(論文・学会発表)
- 患者と家族の方へ
- 医療従事者へ
2024.12.02
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2024.11.30