アニーとおばあちゃん
〈作者・訳者〉
ミスカ・マイルズ 作
ピーター・パーノール 絵
北面ジィーンズ和子 訳
〈出版社・値段〉
あすなろ書房 1,300円+税 1993年
絶版ですが、図書館で借りたり、アマゾン等で購入可能です。
ISBN:9784751514412
〈対象年齢〉
小学生~
インディアンであるアニーは、はた織りをしているお母さん、銀の首飾りを作っているお父さん、そしておばあちゃんと暮らしていました。
ある日、おばあちゃんは言いました「今織っている絨毯ができあがったころには、わたしは、母なる大地に帰っていく。」と。
これがどういったことなのか、小さなアニーにもわかりました。
おばあちゃんの「時間」を取り戻したくて、お母さんが絨毯を編むことができないように様々なことを試みますが、何もかも上手くいきません。
早く何とかしないと、おばあちゃんは遠くへ行ってしまう・・・。
そんなアニーをおばあちゃんはそっと見守っていましたが、アニーに大切なことを優しく教えてくれました。
「時間は取り戻せないんだよ。お日様は、朝、大地からのぼり、大地に沈んでいく。生きているものはすべて、大地から生まれて、大地に帰っていくんだよ。」
アニーは、その神秘さに心打たれ、誰にでも訪れる死を受け入れる準備ができたのです。
アニーが時間を取り戻そうとする必死な思いが伝わってくるとともに、死に対する不安や恐怖を和らげてくれる絵本かと思います。
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