おかあさんが乳がんになったの
〈作者・訳者〉
アビゲイル&エイドリアン・アッカーマン 作
飼牛 万理 訳
〈出版社・値段〉
石風社 1,500円+税 2007年
ISBN:9784883441471
〈対象年齢〉
5歳~
大切な人ががんになったとき、こどもたちは周囲の変化を敏感に感じとり、これからどんなことが起こるのか不安でいっぱいになることもあります。間違った情報やわからないからこそ膨らんでゆく妄想に大きく揺さぶられることもあります。
そんなとき周囲の大人たちは、病気を含めた現在の状態や今後のこと、具体的な生活の上での影響についてどのように伝えればよいのでしょうか。大人たちや社会はそういった問題に直面しているこどもたちをどのようにサポートすればよいのでしょうか。
本書の著者である9歳・11歳の姉妹は、自分たちの体験を絵と文にすることで同じ状況にあるこどもたちと体験を分かち合いたいと思ったのです。闘病生活の中でも失われないたくましさ・快活さ・ユーモアもあり、またもちろん涙もあります。それらを家族とともに乗り越えることで、家族の絆がさらに強くなったという実感をもほかのこどもたちと分かち合いたいと思ったのです。
こどもの視点からこどもの絵と文で伝えられるもうひとつの闘病記録により、周囲の大人たちがこどもにできることのヒントとなることが見つかるのではないでしょうか。
- 子どもに伝えるときは3つの“C”を念頭に
- がんについて子どもと話をするときのヒント
- 思春期の子どもを支援するための助言
- 子どもの発達段階と悲嘆の表現
- 家族ががんになった子どもを支える:診断について
- 家族ががんになった子どもを支える:治療について
- 家族ががんになった子どもを支える:予後について
- 家族ががんになった子どもを支える:10代への配慮
- 家族ががんになった子どもを支える:いつでも話ができるように
- 配偶者の死後、子どもに新しいパートナーについて話すことについて
- 子どもだって知りたい
- Hope Treeよりお送りしている小冊子
- オリジナル資料
- オリジナル資料2
- オリジナルメッセージ
- 迷ったときに手にする本
- おかあさんが乳がんになったの
- 発病から治療中
- またね
- いつだってスタートライン(詩)
- 3つのなぞ
- たいせつなこと
- きずついたつばさをなおすには
- 恵みのとき 病気になったら(詩)
- だんろのまえで
- 月のかがやく夜に-がんと向き合うあなたのために-
- お父さん・お母さんががんになってしまったら
- おかあさんだいじょうぶ?
- あさになったのでまどをあけますよ
- ママ、なんで?びょうきのママにききたいの
- 末期から死別後
- 絵本版 象の背中 -旅立つ日-
- あの夏
- ぶたばあちゃん
- 水平線の向こうから
- 大切な人が死んじゃった トレボー・ロメイン こころの救急箱
- ポケットのなかのプレゼント
- つみきのいえ
- 岸辺のふたり
- くまとやまねこ
- アニーとおばあちゃん
- 大切な人を亡くした子どもたちを支える35の方法
- あさになったのでまどをあけますよ
- いのち全般
- あの犬が好き
- がんになった親が子どもにしてあげられること
- 葉っぱのフレディ-いのちの旅-
- いのちの時間
- ナヌークの贈り物
- ずーっとずっとだいすきだよ
- はるにれ
- よあけ
- かぜはどこへいくの
- よくある質問
- 参考サイト・資料
- 研究成果(論文・学会発表)
- 患者と家族の方へ
- 医療従事者へ
2024.12.02
福井県済生会病院主催CLIMB 参加者を募集中(2024冬~春)
2024.11.30