お父さん・お母さんががんになってしまったら
〈作者・訳者〉
Ann Couldrick 作
阿部 まゆみ、田中 しほ 訳
〈出版社・値段〉
ピラールプレス 2,500円+税 2016年
ISBN:9784861941559
〈対象年齢〉
小学校高学年以上
(特に子どもにどう伝えるかについて、大人の参考になります)
がんであると分かったとき、人生の重大事にショックを受け、自分は(夫/妻は)どうなってしまうのかと不安に陥ります。ましてや、まだまだ手のかかる子どもを子育て中だったら...。
がんのこと、治療のこと、これからどうなるか、子どもにはどう伝えたら、どう対応したらいいのでしょうか?
子どもは家族が危機に直面しているとき、その変化を敏感に感じとっています。何が起きているかが分からないとなおさら不安を募らせてしまいます。
この本は、お父さん・お母さんのがんについて、子どもが抱く疑問に一つ一つ丁寧に応えていくという構成になっており、「お父さん・お母さんが がん になったってどういうこと?」「話すことって役に立つの?」「お父さん・お母さんが治療に行くって、どういうことなの?」「お父さん・お母さんは死んじゃうの?」「だから、よく覚えておいてください」という章立てで書かれています。
すべての漢字にルビが振ってありますので、子どもが自分で読むことができます。小学生以下の子どもの場合は一人で読むよりは、お父さん・お母さんと一緒に、あるいは本書の内容を参考にして、お父さん・お母さんがご自身の言葉でお子さんとお話しすることをお勧めします。
- 子どもに伝えるときは3つの“C”を念頭に
- がんについて子どもと話をするときのヒント
- 思春期の子どもを支援するための助言
- 子どもの発達段階と悲嘆の表現
- 家族ががんになった子どもを支える:診断について
- 家族ががんになった子どもを支える:治療について
- 家族ががんになった子どもを支える:予後について
- 家族ががんになった子どもを支える:10代への配慮
- 家族ががんになった子どもを支える:いつでも話ができるように
- 配偶者の死後、子どもに新しいパートナーについて話すことについて
- 子どもだって知りたい
- Hope Treeよりお送りしている小冊子
- オリジナル資料
- オリジナル資料2
- オリジナルメッセージ
- 迷ったときに手にする本
- おかあさんが乳がんになったの
- 発病から治療中
- またね
- いつだってスタートライン(詩)
- 3つのなぞ
- たいせつなこと
- きずついたつばさをなおすには
- 恵みのとき 病気になったら(詩)
- だんろのまえで
- 月のかがやく夜に-がんと向き合うあなたのために-
- お父さん・お母さんががんになってしまったら
- おかあさんだいじょうぶ?
- あさになったのでまどをあけますよ
- ママ、なんで?びょうきのママにききたいの
- 末期から死別後
- 絵本版 象の背中 -旅立つ日-
- あの夏
- ぶたばあちゃん
- 水平線の向こうから
- 大切な人が死んじゃった トレボー・ロメイン こころの救急箱
- ポケットのなかのプレゼント
- つみきのいえ
- 岸辺のふたり
- くまとやまねこ
- アニーとおばあちゃん
- 大切な人を亡くした子どもたちを支える35の方法
- あさになったのでまどをあけますよ
- いのち全般
- あの犬が好き
- がんになった親が子どもにしてあげられること
- 葉っぱのフレディ-いのちの旅-
- いのちの時間
- ナヌークの贈り物
- ずーっとずっとだいすきだよ
- はるにれ
- よあけ
- かぜはどこへいくの
- よくある質問
- 参考サイト・資料
- 研究成果(論文・学会発表)
- 患者と家族の方へ
- 医療従事者へ
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