家族ががんになった子どもを支える:予後について
予後について話す
がんについて話をするときには常にあてはまることですが、回復の長期的な予後について話すときにもお子さんの年齢に配慮しましょう。子どもの年齢に合わせて必要な情報だけを伝えるようにしましょう。 いちばん重要なことは、隠し事はしないから、心配な事は何でもあなたに正直に聞いてかまわないのだと伝えることです。
お子さんの感情に変化がないか注意を払いましょう。そのような変化は不安からくるストレスが原因かもしれません。お子さんが誤った情報を受けていないか確認してください。子どもは、他の情報源から誤解を招くようなことを聞いて、真実ではないことを想像してしまうことがあります。子どもの年齢によっては、インターネット上の不正確な情報にアクセスすることもあります。
子どもと一緒にお話ししながら、子どもがどの情報源から情報を得ているか、誤った情報を持っていないかどうかも時折確認しましょう。時々子どもは、他人から誤解を招くようなことを聞いて、真実ではないことを想像してしまうことがあります。
予後がどのようなものであれ、親が死んでしまうのか初めから知っておきたいという子どももいます。あなたは、医師の助けを借りて、がんを治すために可能な限りのことをしていると言うことから始めることができます。
がんが進行し症状が重くなっても、医師が治療に最善を尽くしてくれていることや、治療の進みぐあいをお子さんが理解できるように伝えることはできます。そんなときも、希望を持ってください。お子さんはあなたから手掛かりを得ます。死や死の過程についてお子さんが疑問を持っているならば、経験豊かなカウンセラーに相談してみるのも良いでしょう。
※この資料は、米国CancerCare(キャンサーケア)Inc. の資料を許可を得て日本語に訳したものです(Copyright 2008) www.cancercare.org(英語のみ)をご覧下さい。
このコンテンツは、がんになった親、家族、周りの人などに利用していただいたり、医療機関などで配布することもできるようPDFファイルにしてあります。ご自由にご活用ください。
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