ポケットのなかのプレゼント
〈作者・訳者〉
柳澤 恵美 著
久保田 明子 絵
〈出版社・値段〉
ラ・テール出版局 1,500円+税 1998年
ISBN:9784947681300
絶版ですが、図書館で借りたり、アマゾン等で購入可能です。
〈対象年齢〉
幼児~
これは、うさぎの森に住んでいる、ある優しい家族のお話です。
森では、子どものお誕生日がくると大切なプレゼントを入れるために、お母さんが新しいポケットをジャケットに縫い付けてくれるのです。
子どもが1歳になるとお母さんはポケットに、上手に歯磨きができるように小さな歯ブラシを入れました。
2歳になると顔を洗うための真っ白なタオルを入れ、5歳になったら虫好きの子どものために虫めがね、10歳になると今度は本を入れてあげたのです。
子どもの成長と共に必要なものを思い巡らせ、プレゼントを入れた小さなポケットには、お母さんの大きな愛でいっぱいです。
作者の柳澤恵美さんは、がんに罹り、自分の命がそう長くはないことを知っていました。
自分が生きてきた証と幼い子どもに伝えていきたかったことを残したいという思いが、この絵本を作るきっかけとなったそうです。
- 子どもに伝えるときは3つの“C”を念頭に
- がんについて子どもと話をするときのヒント
- 思春期の子どもを支援するための助言
- 子どもの発達段階と悲嘆の表現
- 家族ががんになった子どもを支える:診断について
- 家族ががんになった子どもを支える:治療について
- 家族ががんになった子どもを支える:予後について
- 家族ががんになった子どもを支える:10代への配慮
- 家族ががんになった子どもを支える:いつでも話ができるように
- 配偶者の死後、子どもに新しいパートナーについて話すことについて
- 子どもだって知りたい
- Hope Treeよりお送りしている小冊子
- オリジナル資料
- オリジナル資料2
- オリジナルメッセージ
- 迷ったときに手にする本
- おかあさんが乳がんになったの
- 発病から治療中
- またね
- いつだってスタートライン(詩)
- 3つのなぞ
- たいせつなこと
- きずついたつばさをなおすには
- 恵みのとき 病気になったら(詩)
- だんろのまえで
- 月のかがやく夜に-がんと向き合うあなたのために-
- お父さん・お母さんががんになってしまったら
- おかあさんだいじょうぶ?
- あさになったのでまどをあけますよ
- ママ、なんで?びょうきのママにききたいの
- 末期から死別後
- 絵本版 象の背中 -旅立つ日-
- あの夏
- ぶたばあちゃん
- 水平線の向こうから
- 大切な人が死んじゃった トレボー・ロメイン こころの救急箱
- ポケットのなかのプレゼント
- つみきのいえ
- 岸辺のふたり
- くまとやまねこ
- アニーとおばあちゃん
- 大切な人を亡くした子どもたちを支える35の方法
- あさになったのでまどをあけますよ
- いのち全般
- あの犬が好き
- がんになった親が子どもにしてあげられること
- 葉っぱのフレディ-いのちの旅-
- いのちの時間
- ナヌークの贈り物
- ずーっとずっとだいすきだよ
- はるにれ
- よあけ
- かぜはどこへいくの
- よくある質問
- 参考サイト・資料
- 研究成果(論文・学会発表)
- 患者と家族の方へ
- 医療従事者へ