がんになった親と子どものために

いのち全般

Hope Treeのメンバーで厳選した本を紹介しています。がんになった親を持つ子どもが自分で読める絵本(より参考になるように対象年齢も書いてあります)、親が子どもに読んで聞かせるための絵本、親や周りの大人が子どもを理解するために読む本、などがあります。

かぜはどこへいくの

1409311867-398986_1

〈作者・訳者〉 シャーロット・ゾロトウ 文 ハワード・ノッツ 絵 まつおか きょうこ 訳 〈出版社・値段〉 偕成社 1,080円 1981年 大きさ:24×19cm ページ数:30P ISBN:9784033271200 〈対象年齢〉 小学生~

「風がやんだら、そのあとどこへいくの?」 子どもの無邪気な質問に、物事の終わりは新しい何かの始まりということを優しく教えてくれるお母さん。 生命の終わりはすべて無くなってしまうものではなく、どこかで違った形で生まれ変わるということを・・・

詳しく見る

よあけ

1395205846-847972_1

〈作者・訳者〉 ユリー・シュルヴィッツ 作・画 瀬田 貞二 訳 〈出版社・値段〉 福音館書店 1,260円 1977年  大きさ:24×26cm ページ数:32p ISBN:9784834005486 〈対象年齢〉 幼児~

静まり返る夜明け前の湖のほとりのお話は、まさに静寂の美しさです。 すーっと引き込まれそうになるこの絵本は、何となく眠れない夜におすすめです。

詳しく見る

はるにれ

1369637850-497988_1

〈作者・訳者〉 姉崎 一馬 写真 〈出版社・値段〉 福音館書店 1,050円 〈対象年齢〉 幼児~

これは言葉のない絵本です。 草原に凛と立つ1本の木。暖かな春や、日差しの眩しい夏や、月夜が美しい秋が訪れても、そして真っ白な絨毯のように雪が降り積もっても、その木は変わることなく、そこに立っています。 まるで、私たちを見守っているかのように・・・

詳しく見る

ナヌークの贈り物

1369638146-990110_1

〈作者・訳者〉 星野道夫 写真・文 〈出版社・値段〉 小学館 1,533円 〈対象年齢〉 小学生~

“ナヌーク“とよばれる氷の王者、シロクマ。 彼らは厳しい自然で懸命に生きていくのです。 大自然で繰り返される生まれ変わっていく、いのち。 そして祈り・・・そっと目を閉じると力強く、雄大な氷の世界からのメッセージが聞こえてきませんか?

詳しく見る

ずーっとずっとだいすきだよ

1236341534-188664_1

〈作者・訳者〉 ハンス・ウィルヘルム えとぶん 久山 太市 やく 〈出版社・値段〉 評論社 1,050円 〈対象年齢〉 3歳~

「ぼく」と飼い犬のエルフィーはいちばんの仲良し。一緒に大きくなって、これからもずっと一緒だと思っていた。けれど、犬のエルフィーは人間の「ぼく」よりも早く年をとり、だんだん弱っていく。けれど、「ぼく」は弱っていくエルフィーがいちばん嬉しい言葉を知っていた。「ずーっと、ずっと、大好きだよ」

詳しく見る

いのちの時間

1236341533-672309_1

〈作者・訳者〉 ブライアン・メロニー 作 藤井 あけみ 訳 〈出版社・値段〉 新教出版社 1,575円 〈対象年齢〉 赤ちゃんから大人まで

ある日突然、子どもは、可愛がっていたペットや大好きな家族が亡くなるという体験をすることがあるかもしれません。そんな時、本書は、不安で混乱する心に落ち着きと安らぎを与えてくれるでしょう。優しい語り口と美しい絵が静かに心に響くでしょう。

詳しく見る

葉っぱのフレディ-命の旅-

1236341533-938971_1

〈作者・訳者〉 レオ・バスカーリア 作 みらい なな 訳 〈出版社・値段〉 童話屋 1,575円 〈対象年齢〉 6歳~小学中学年(一緒に読み聞かせて) 小学校中学年以上(ご自身で)

葉っぱのフレディは、仲間に出会い、たくさんの体験をして、生まれてきたことを感謝します。そして、季節の移り変わりとともに、自分も変わっていくことに気づくのです。冬を迎えてフレディも引越しをする時が来ました・・・・ フレディが感じる感謝と不安と安らかさ。”いのち”の行方を考えさせてくれる絵本です

詳しく見る

あの犬が好き

1236341534-448061_1

〈作者・訳者〉 シャロン・クリーチ 作 金原 端人 訳 〈出版社・値段〉 偕成社 1,260円 〈対象年齢〉 小学校中学年以上

“いやだ、だって、女の子のもんだよ。詩なんてさ。男は書かない。”と言っていたジャックでしたが、先生が紹介してくれる詩に触発されて、自分の可愛がっていた犬を事故で亡くした気持ちを徐々に表現していきます。この本ではジャックのペースでゆっくりと喪失感を確認していく過程が描かれています。生き生きとした文章で、ジャックがふくれたり、照れたり、喜んだりしている表情が目に浮かぶようです。作者は別の作品でニューベリー賞とカーネギー賞(英国と米国の児童文学賞)を両方受賞した初めての作家です。

詳しく見る