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2026.03.07

29th EAFONS 2026にて発表のポスターを研究成果に掲載しました

2026年2月28-28日にシンガポールにて開催された、29th EAFONS 2026/第29回 東アジア看護学研究者フォーラム2026(https://eafons2026.sg/)において、Hope Tree理事で秋田大学の赤川祐子さんが、ポスター発表を行いました。

【ポスタータイトル】
Assessment Process Followed by Elementary School Teachers in Japan for Assessing the Support Needs of Children of Parents with Cancer: A semi-structured interview
(がんになった親をもつ児童に対して小学校教諭が支援の必要性を判断する過程:半構造化インタビューによる質的研究)

ポスターはこちらからご覧いただけます。
研究成果(論文・学会発表)のページに掲載しています)

【サマリー】

  • 本研究の目的は、がんの親をもつ児童に対して、小学校教諭が支援の必要性をどのように判断しているのか、その過程を明らかにすることである。本研究により、学校を基盤とした支援体制構築への示唆が得られると考える。
  • 秋田市公立小学校の教諭を対象に半構造化インタビューを実施した。
  • 質問項目は1)がんになった親をもつ児童に支援が必要だと感じた場面、2)支援が必要だと判断した理由や背景、3)違和感や気づきを教諭としてどのように解釈したか、であった。データ分析には、Colaizziの現象学的分析手法を用いた。
  • 202412月〜20256月、小学校教諭24名に半構造化インタビューを実施し、支援の必要性を判断する4つの過程が抽出された。
  • 1)児童の変化への気づき、(2)変化の意味づけと判断の揺れ、(3)支援への踏み出しが阻まれる葛藤の調整、(4)教育者としての役割を認識し再確認することであった。小学校教諭は、児童の多様なサインを日常的な観察を通して敏感に捉え、判断の揺れや倫理的葛藤を経ながらも、教員としての役割を自覚し支援へ向かっていた。
  • 児童への支援に関する教育現場での意思決定の複雑さは、医療との密な連携の必要性を示している。教員が日常的な関わりを通じて得る観察や知見は医療者にとって有益であり、両者の協働は支援の質向上につながる。
  • 今後は、役割理解を深める教育的取り組みと協働体制の整備が求められる。