2025.07.14
緩和医療学会・乳癌学会 学術大会(総会)発表
2025年7月4日~5日に開催の第30回日本緩和医療学会学術大会(福岡)、7月10日~12日に開催の第33回日本乳癌学会学術総会(東京)に参加し、交流集会や発表などを行いました。
今回の発表内容などは、研究成果(論文・学会発表)のページへも掲載しております。
1.第30回日本緩和医療学会学術大会
理事の井上(四国がんセンター)を中心に交流集会「終末期の家族支援~親を亡くす子どもに対して私たちは何ができるのだろう~Part 4」を企画・開催しました。タイトルの通り、このテーマでの交流集会は、4回目(4年連続)での開催となり、今回は、約130名の方に参加いただきました。

ポスター発表では、理事の赤川(秋田大学)の「がん患者を親にもつ思春期の子どもを支えるTeen CLIMBプログラム日本版の開発:当事者と支援者へのフォーカスグループインタビュー」が優秀演題に選ばれました。
加えて、Hope Tree主催講座を受講したファシリテーターが開催する各地でのCLIMBの取り組みの発表も多くありました。(以下、敬称略)
・「オンラインのCLIMB®ががんと診断された親とその子どもの心理面に与える影響」柴田 麻美(福井県済生会病院 )優秀演題
・「がんになった親の子どもに対するサポートプログラムCLIMB®の開催報告 〜「北海道CLIMB」発足を通して」山崎 美惠(医療法人徳洲会 緩和ケア訪問看護ステーション札幌)
・「CLIMB®親プログラム開催報告〜北海道CLIMBとしての取り組み」今野 なぎさ(JA北海道厚生連 旭川厚生病院 緩和ケアセンター)

2.33回日本乳癌学会学術総会
理事の赤川が、「子育て中の乳がん患者の養育態度および関連要因」を発表、厳選口演に選ばれました。
今回の発表は、2024年10〜11月、18 歳未満の子どもがいる乳がんの患者さん200名を対象に実施したアンケートの調査結果報告です。乳がん患者の母親としての養育態度および関連要因を明らかにすることを目的とし、母親としての役割を支える実践的知見を提供し、患者と家族のQOL向上に貢献する調査・研究です。
Hope Treeでは、がん患者さんやご家族に対しての支援事業、医療者等に対する育成事業に加え、このような調査・研究や関連学会での報告にも積極的に取り組んでおります。


