2025.08.22
Hope Treeワークショップ2025「不確かさの中で支える：進行がんと診断された親の希望と悲嘆、子どもへの関わり」（11/15-16）
久しぶりの海外講師を招いた特別プログラムのお知らせです。
がんの治療成績は向上し、治癒が期待できるケースも増えてきました。しかし、どのようながんの診断であっても、家族にとって大きな不安とストレスをもたらし、生活のさまざまな側面に影響を及ぼします。とくに悪性度が高く予後が不確かな診断の場合、本人のみならず子どもたちへの影響も非常に大きく、深刻なストレス要因となることがあります。
本ワークショップでは、予後が厳しいがんの診断が子どもや家族に与える影響について、各段階を通じて学びます。情報提供の講義、事例検討、実践的なワークを通じて、以下のテーマについて理解を深めます。
- 厳しい診断を受けても希望を持ち続けること
- 絶え間ない変化や不確実性への対処法
- 予期悲嘆の体験
- 愛する人の死が近づいていることを子どもに伝える準備
- 死の瞬間に子どもを支えるためにできること
- 死別後の子どもと家族への具体的支援
参加者はペアや小グループで協働し、進行性で致命的となる可能性のあるがん診断のもたらす多面的な影響について深く掘り下げます。本ワークショップは、参加者の個人的・専門的な経験が尊重され、日々直面する困難な実践を振り返り、支援を得られる場となります。
終了後には、新たな知識や仲間とのつながり、そして患者さんやご家族に提供できる具体的な支援・介入のアイデアを持ち帰っていただけることでしょう。
【日 時】 2025年11月15日（土）10:00～17:15（受付開始 9:30）
2025年11月16日（日） 9:30～16:30
【講師等】 Kathleen McCue／Kim Fryar／Melissa Hicks（プロフィールは下記ご覧ください）
※ 当日は逐次通訳が入ります
【対 象】 がん患者・家族に関わる医療関係者で、両日程に参加できる方
【会 場】 御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター Terrace Room
（千代田線 新御茶ノ水駅 B2出口直結／JR御茶ノ水駅 聖橋口徒歩1分）アクセス
【定 員】 42名
【参加費】 25,000円
【主 催】 特定非営利活動法人 Hope Tree
【協 賛】 明治安田生命保険相互会社／株式会社 明治安田総合研究所／吉祥寺ブレストクリニック
＜参加申込＞
志望動機（300字程度）をご用意のうえ、こちら（Peatixサイト）からお申し込みください。
お申し込み後、Peatixより確認メールが届きますので、必ずご確認ください。
▼ 締め切り
2025年11月9日（日）＊定員になり次第、締め切ります。
▼ キャンセルポリシー
上記締切日以降はキャンセル不可、それまでは事務手数料を除き返金します。
本ワークショップのチラシはこちらからダウンロードできます。
▼ 講師等プロフィール
キャスリーン・マッキュー（Kathleen McCue, MA, LSW, CCLS）
臨床心理学修士、認定チャイルド・ライフ・スペシャリスト、ライセンス取得済ソーシャルワーカー。病気の子どもと家族への心理社会的支援に43年間従事し、クリーブランド・クリニックでは全米初の成人患者の子ども支援プログラムを立ち上げました。喪失や死別、トラウマ、病気が子ども・家族・専門職に与える影響に関する講演、著書、専門誌への論文発表多数。
キム・フライヤー（Kim Fryar, MS, MEd, CCLS） プロフィール詳細
認定チャイルド・ライフ・スペシャリスト。Wonders & Worriesで臨床プログラムディレクター等を経て、現在は全米プログラムディレクターとして家族・専門職への支援を全国展開。教育プログラム開発や講演活動を通して、重い病気を抱える家庭を支援。
メリッサ・ヒックス（Melissa “Missi” Hicks, MS, CCLS, LCMHC） プロフィール詳細
認定チャイルド・ライフ・スペシャリスト、ライセンス取得済メンタルヘルス・カウンセラー。Wonders & Worries共同創設者。医療・教育・カウンセリングの現場で活躍し、子どもの痛み、グリーフ、家族支援に関する講演・執筆・教材開発を多数行っています。
Wonders & Worriesについて https://wondersandworries.org/
Wonders & Worriesは、親が重い病気やけがを負った際に、子どもやティーンエイジャーが自分らしく成長できるよう、専門的な支援を無償で提供する米国の非営利団体です。
