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2021.08.22

Hope Treeフォーラム2021開催報告

8月21日にHopeTreeフォーラム2021  がん患者・その子どもにとってのがん教育 ~子どもの力を信じる・引き出す・育む~を開催しました。ご視聴いただいた皆さん、ありがとうございました。
前半は、ホープツリーメンバーの小林真理子さん、井上美穂さんから研究報告です。2020年にがん教育について、調査を行いました。親ががんの子どもたちがどんなふうにがん教育について感じているのか、多くの子どもたちの生の声を伝えることができました。子どもたちはやはり親のがんのことを知って、気持ちは動揺することもあるけど、いろいろ考えることができるようになるんだなと改めて確認できました。

この2つの研究報告については、後日Hope Treeのホームページの「がんになった親と子どものために」→「研究成果」のページからいつでも見られるようにしておきます。

後半は、静岡大学の小林朋子先生より子どものレジリエンスについてご講演いただきました。教育の領域で活動されているという視点でたくさんのことを教えてくださいました。
今回の講義の内容は、がん教育に取り入れていくとより良いものになると思います。もっともっと聞いていたかったです。
小林先生も医療領域からの参加者にたくさん伝えたいことがあったとたくさんスライド準備してくださってました。ありがとうございました!

今年は完全オンライン開催です。オンラインの良さですね。38都道府県+海外から216人のお申し込みがありました。本日は170人ほどの視聴でしたが、8月末まではお申し込みいただいた方には講義の部分をオンデマンド配信をいたします。
(お申込み頂いた方には、8月31日まで視聴可能な講演と資料のリンクを8月22日に送信いたしました)

ホープツリーは、全国の方に情報発信できて嬉しく思います。
これからも親ががんの子どものサポートについて皆さんと共に考えていきたいと思ってます。
今後ともよろしくお願いします。

<参加者の声(アンケートより一部抜粋)>
・貴重なアンケート結果や、レジリエンスについて知ることができて感謝しています。
・子どもの側からみた必要な支援、またその方法など具体的に学べてとても有意義な時間でした。
・全体にみなさんの臨床家としての日ごろのあたたかさがつたわってきました。
・医療側と教育側のコラボレーションが確実に必要なテーマを体現するようなフォーラムでとても充実していました。
・がん教育が子どもたちに与える影響について、子どもたちの実際の声を聞き、私たちが想像する以上にしっかりと子どもたちは考えているんだなと感じました。きちんと検証することの大切さを教えていただいた気がします。
・教育学の視点からのお話とこれまで参加してきたCLIMBプログラムとがん教育に関するフォーラムの内容が自分の中でリンクしてきて大変参考になりました。また、アンケート結果もなるほどと思う視点がいくつもありました。
・こどもだけではなく周りの大人も含めて社会全体でがんだけでなく病気と共に生きる人々、しいては、周りと共生する共感する協力する意識、気づきが必要だと思いました。
・医療者だけでなく教育者の方の講演もあったことで学校と病院の連携というところをより現実的に考えることができてとても良かったです。
・がん教育プログラム策定にも関わらせて頂いております。今回のお話こそが必要な内容ですが一般の児童のデータしかないのが現実だと感じています。ぜひ全国の先生方に講演していただきたいと思いました。
・毎回Hope Treeさんのフォーラムでは学びになることばかりで刺激をいただいています。今日のお話も今後の臨床に活かしていきたいと思います。
・以前からHope Treeの活動には関心を持ち研修会に参加させて頂いておりました。他分野とのコラボや当事者の方の意見を大切にされることなど、全体に亘り関わる人へのリスペクトを感じる姿勢が感じられ、信頼できます。これからも情報発信お願いします!
・このコロナ禍の中では、なかなかリアルに会う機会が持てませんが、HopeTreeという居場所は子どもたちにとって貴重な場であり時間なのだと改めて感じました。これからも子どもたちの視点を大切に、活動を続けていって頂ければ幸いです。