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2009.11.12

「親ががんになった時子どもをサポートする方法を学ぶ」講演会報告

2009年10月17日(土)に東京ウィメンズプラザホールにて、がんサポート主催の講演会、「親ががんになったとき こどもをサポートする方法を学ぶ~私たちにできる身近なヒント~」、が行われました。M.D.アンダーソンがんセンターでKNITプログラム(がんと診断された親を、診断時、診療中、終末期に支えるプログラム)を主宰しているチャイルド・ライフ・スペシャリストのマーサ・アッシェンブレナー氏を講師としてお招きし、プログラムにおける取り組みの紹介や実践的なサポート方法についてお話頂きました。

第1部では一般の方と医療従事者向けに、親の病気に関わる情報を子供と共有する意義や発達段階毎の子供への伝え方を中心にお話し頂きました。

第2部では主に医療従事者を対象にし、現場でどのように患者さんやそのお子さんとコミュニケーションをとっていくか、といった具体的な内容について説明頂きました。

中でも、子どもたちに対するサポートグループの運営方法をロールプレイで紹介した個所が特に参考になったという感想を多くの参加者から頂きました。第1部、第2部を合わせ、一般の方から現場で働いている医療従事者の方まで150名を超す方々にご参加頂きました。講演後にも会場から熱心なご質問を頂き、今回のテーマに関する関心の高さをうかがう事ができました。又、今後もこのような講演会を定期的に行って欲しいという参加者からのご意見も数多く寄せられております。

「Hope Tree〜パパやママががんになったら〜」では、がんの親とその子供へのサポートの必要性を患者さま・そのご家族、医療関係者など多くの方々に知っていただき、日本におけるサポート方法を模索することを目的として、活動がスタートしました。今回ご参加いただいた方々の感想からも、様々な場所でこのようなプログラムが広がっていく事が期待されます。

最後に、ご講演頂いたアッシェンブレナー氏、参加頂いた方々、そして、主催頂いたがんサポートの皆さまに深く感謝申し上げます。

Hope Treeプロジェクトチーム一同